ジュエリーCADで何が変わる?!
宝飾業界の現実をなんとなくわかってもらえましたでしょうか?いつまた大きな変化があるかわかりませんが、今はそんな時代に対応しなくていけないのです。
どうやって?
他にもいろいろな問題を現在の宝飾業界は抱えています。まずは、職人の高齢化。
この業界だけの問題ではないのかもしれません。
楽にかっこよくお金をかせぎたい。生きていきたい。そんなライフスタイルがかっこいいなんて時代です。宝飾業界で働きたいという若い人達が夢見ている姿は、ブランドオーナーやブランド経営者、雑誌やTVでかっこよくインタビューなんて姿を思い浮かべている人がほとんどです。
誰も、汚れて、危険な、○○職人なんて肩書きなんてノー眼中です。あくまでもブランドオーナーやジュエリーデザイナーが目標です。一人前になるのに何年もかかり、徒弟制の仕組みの中、初任給は12万円、教えてもらって、お金ももらえるなんてありがたいと思え!なんて部門にはまったく関心がありません。
ちょっと優秀な人材ならITや金融に行ってしまうのかもしれません。お金なんていらない。ものづくりさえできていれば・・・なんてピュアなハートの若者が少ないのが現実です。
また、職人になったときの現実も高齢化に拍車がかかります。今はグローバル化の時代です。工賃ひとつとっても、日本人には厳しいライバルが出現しています。
韓国人や中国人の職人なら安くやってくれるよ・・・だから・・・安くしてよ・・・なんて会話が業界を追い詰めていきます。工賃の値下げのプレッシャーは強力です。現実問題として、中国人や韓国人の職人さんが特別安いわけではないのですが・・・ハングリー精神はかなりのものです。スピードやお客様への配慮はさすが外国でビジネスを成立させているだけあって、感心させられるものがあります。
そんなデフレスパイラルがおきてきてしまっている業界に若者が本当にはいってきてくれるのでしょうか?
僕からのお願いです。日本のクリエイター達を育てる土壌をもう一度国内各メーカーやブランドオーナーは持ってもらいたいと思います。
値段だけでいったら、勝ち目はないかもしれません。
でも、まだまだ優秀な若者や人材はあふれています。そんな若者が夢を見れる業界にみんなで力を合わせて作り上げてもらいたいものです。無理な値下げの要求をしないで下さい。
そんな思いが溢れる中、若い人達に言っておきた事もあります。お客様は正直です。僕らがどんなに苦しくて大変な思いをしてもお店に並んでいる商品にはそんな事を表示できません。宝飾業界の現実でも述べましたが、トレンドをしっかり掴み、掴んでから対応していく能力が必要になってきているのです。
だから・・・
ジュエリーをCADでつくるのです。
僕が今までこなした仕事で、一日で34のジュエリー原型のデータを作ったことがあります。それを一日で造形してもらい、2日で34型の原型が制作できました。
ちなみに、造形は様々な造型機が造形してくれます。この造型機を動かしているのは1名です。ジュエリーCADを見た事がある人はわかるとおもいますが、もちろんシンプルなデザインの原型が多かったです。でも、2日で34型の販売に耐えうる原型をつくれる若者を育てるのに、何年ぐらいかかるとおもいますか?CADなら1ヶ月もあれば、僕が受注した仕事のデータはなんなく書けるようになるとおもいます。
1ヵ月もいらないかもしれません・・・
そうなんです。一人前の原型がつくれるようになるのに、飛躍的に速いスピードでなることができるのがCADです。
そして、その若者が作ったリングと僕が作ったリングの差が出ないのもCADの魅力なのです。誰がつくっても、同じクオリティーの製品ができる。そして、速い。
僕はよく、クライアントに言います。CADは安くできる事がメリットではありません。とにかく速い。そして、一人前のCAD原型職人になるのに、手作り原型職人を育てるのに比べて圧倒的に速い。
速い。という事は、いま一番求められているニーズを掴んだ商品開発が可能になるということなのです。掴んでからつくる。掴んでいるのではずさない。そんな商品開発を可能にするのがCADによる新しいジュエリーめいきんぐなのです。
普通のOLさんがニコニコしながらクオリティーの高いジュエリーを作ってしまうのももうすぐそこにきているのかもしれません。
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